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理事長所信


理事長


 1953年5月5日に津青年会議所は創立され、「明るい豊かな社会の実現」の為に地域の方々とともに運動を展開し歩みを進めてきました。この65年間という長きにわたる歴史の歩みを途切れることなく、地域の人々と共に紡いできた伝統と信頼を現役会員がお預かりをして、今後も更なる高みを目指し運動を展開していていかなければなりません。
 雲外蒼天(うんがいそうてん)とは、困難を乗り越え、努力して克服すれば快い蒼空が望めるとうい意味である。我々の置かれている環境は様々であり、自らの問題で苦労をしている人もいるとは思うが、不平不満を言う、眼をそむけてしまう、できない理由を並べるのではなく、その問題と向き合うことこそが、成長の機会であることに気付いてほしい。どうすれば問題を解決することができるのか考え抜き、青年会議所という多種多様な職種のネットワークを存分に使い解決の糸口を見つけ目的達成することこそ、修練という名の自己鍛錬となるのです。全力で挑戦することで必ず、困難という雲の上に、輝かしい未来という蒼空を見ることができるのです。
 青年会議所には、「奉仕」「修練」「友情」という会員として守るべき三信条があり、この信条を実践していくことで人間力が高まり、「明るい豊かな社会」の実現の道へとつながっていくのです。だからこそ、一歩踏み出す勇気を持ち、機会を与えられた際には必ずつかみ取るという気概を持ち、自身の成長へと生かしていかなければ、青年会議所活動をしている意味も生まれないのです。私たち会員が、地域のリーダーとしての気概を持ち主体的に考え動くことのできる人物へと成長し、運動を伝播させていくのです。そのためには、今まで以上に仲間と切磋琢磨しながら、お互いを磨き合おうではないでしょうか。

拡大活動を通して自己成長の機会となる

 会員拡大は、青年会議所の基本となる運動であるが、人づくり運動でもあるのです。しかし、この拡大の意味が理解できていないことで、能動的に運動ができていないのではないでしょうか。「同じ志を持った仲間を増やすこと。」これが会員拡大の本当の意味なのです。会員数を増やすために拡大活動を行うのではなく、先輩諸兄から引き継がれる津青年会議所の伝統や文化を理解し、「ともに歩みを進めていきたい。」「少しでも地域の力になりたい。」と思える同志を集わせることが必須なのです。
 私たち会員が、日々の青年会議所運動の意義や、苦楽を共にしている仲間のことを知っていれば、後は地域の方々に自信をもって発信するだけなのです。発信する相手は、入会対象者だけではなく、私たちの関わるすべての方々に発信していくことで、青年会議所の評価についても更なる向上ができると信じています。青年経済人として規範となるような活動することで、自ずと地域から必要とされる存在となり津青年会議所の門戸を叩く、志高き候補者が集まってくると考えています。



会員に多くの機会を提供し、地域に発信しよう

 青年会議所活動では、LOMで行う例会や事業だけでなく、日本本会や東海地区協議会そして三重ブロック協議会で開催される様々な事業に参加することで、全国組織であるスケールメリットを感じることができるとともに、他LOM会員の方々と触れ合う機会を得ることができ、多くの気づきと学びに出会うことができます。自分自身の足で各地へ向かい参加することで、普段の生活では得ることのできない、その土地に根付く風土や気質に出会い多くの気づきにも触れることができるのです。機会は、平等に与えられますがつかみ取らなければすぐに通り過ぎてしまうからこそ、常に機会への感度を高め自己成長への糧へとする必要があります。
 我々の運動を広く知って頂くためにWEBサイト・SNS等広報媒体を有効活用するとともに、事業のPRだけではなく、構築から実施に至るまで、その結果得られた効果等事業を通して発信し、市民の心に響く広報活動を推進していきます。



公明正大な運営こそ組織品格を向上できる

 組織にはルールがあり、青年会議所にはそのすべてが、総合基本資料に記載されています。その中には、定款・規定・予算・会議の規約そして何より、その年毎に担いを頂いた理事の、熱い思いが詰まった方針が書かれています。このルールや基本方針などは、会員全員に関係することであり必ず熟読し、1年間の運動方針であり、進むべき道を確認するための羅針盤となるのです。また、総会での議決権は会員全員が与えられている権利であり、1年間のすべての活動において皆で承認することで、思いを集め一丸となって歩みを進めるために行っているのです。そして、会員の義務として一票の重みをしっかり考えていただき、わからないことや賛同できない内容であればはっきり手を挙げていかなければ適正な組織運営はできないと考えます。さらに、法令遵守し公明正大な組織運営をすることが、公益社団法人格を与えられた団体として求められるものであります。



更なる成長を皆で楽しみ、誰もが憧れる会員となろう

 多くの会員は青年会議所を知り、入会まで至るには、地元の先輩や後輩、取引先業者など様々な出会いから、期待や不安を胸に抱き門を叩くことになったかと思います。しかし、余暇活動サークルの延長のような馴れ合いの組織では、何の成長もできません。だからこそ、単年度という青年会議所のルールにのっとり、立場や持ち場を役割という名のもとに、なりきることで常に学びの機会としていかなければならないのです。経験年数や立場で、人は人に憧れることは決してありません。憧れられる会員とは、自分にも仲間にも、規範的に指導し律することができ、時に困っている会員がいればいち早く気づき、一歩踏み出す勇気を与える言葉をかけることができる人物だと考えます。常に与えられた立場を意識し、切磋琢磨しながら成長を日々感じながら進むことで、会員がさらに成長し、我々の住まうまちの方々から今まで以上の信頼を得られることを期待しています。
 常に人の心を動かすのは熱い情熱を持った人物ではないでしょうか。意義や目的をしっかり発信し熱い思いをもって伝えていくことで、多くの会員の心に響き巻き込むことができるのです。そして、地域を担うリーダーとして常に良き規範となり、この情熱を子供から大人まで地域に住まうすべての方々に伝播し参画を推進していくことも必要であると考える。
 また、次代を担う子供たちが明るい豊かな未来を切り拓くために、地域住民とともに郷土愛を育み、歴史・文化への理解を深めていくこと、で郷土愛を持てる人財の育成にも積極的に参画していきましょう。



公益社団法人津青年会議所の次の5年への架け橋

 本年は、公益社団法人津青年会議所が創立から65年の節目を迎えます。この、記念すべき年に今一度、自分たちの活動を振り返り検証をしていかなければいけません。青年会議所会員は常に、時代の求めるものにいち早く気づき若い発想力と実行力で既存の枠にとらわれず、新しい運動を発信し続けていくことが大切だと考えます。たとえ困難な課題であっても会員全員の英知と勇気と情熱を以てすれば、乗り越えることはできるのです。
 地域に根付いた事業は、我々が持ち続けるのではなく、地域へ還元をしていき新たな運動として事業を提案していくことが大切であります。今までの津青年会議所運動を振り返り検証することで、次の70周年に向けてバトンを渡すことができるのではないでしょうか。
 5年に1度の機会を楽しみながら、我々が一丸となり更なる成長と団結ができる絶好の機会としましょう



地域のたからを見つけて誇りとしよう

 津市は、藤堂藩の城下町として伊勢街道を中心に栄え、「伊勢は津で持つ、津は伊勢で持つ」と伊勢音頭でも歌われるほど繁栄を遂げました。しかし、1945年7月28日の大空襲でまちのほとんどが焼け野原となり、その後も伊勢湾台風などの天災被害を受け、多くの歴史的建造物や貴重な文化財を失くし、今となっては面影を残す程度になってしまいました。
 津に住まう方々は、「津のまちには何もない」といわれますが、私たちがまだまだ気づいていない伝統や文化はたくさんあるはずなのです。
「地域のたから」には、食、文化、人物・事柄があり、地域を代表するもの、まだまだ広く知られていない価値あるものまで幅広く存在します。それらを発信していくことで、この地域の魅力を広く伝播することができます。地域、行政、企業、大学、NPO法人等の知恵を結集し、様々な人・視点・アイディア等をつなぎ、地域連携の意識を高めていく運動を進めていきましょう。この運動を発信することにより、新たな地域の価値を創出するとともに、より魅力溢れる地域へと発展させるべきなのです。
 今まで以上に市民が地域に誇りを取り戻すための一助となれるよう日々運動を邁進する必要があるのです。新たな宝の創出も若き青年会議所会員の務めではないでしょうか



住まう地域の方々とともにまちについて考える

 様々なまちづくり団体が地域に増え、選択肢は青年会議所しかない時代ではなくなりました。しかし、今も変わらないのは、常に時代の変革を起こすのは若き青年であることです。そして、我々青年会議所会員は、若い情熱と行動力をもって地域のリーダーとして活躍をしています。だからこそ、我々の運動が地域で求められているのか、今一度立ち止まり考える必要があるのではないでしょうか。
 我々だけではなく、行政やまちづくり団体との連携構築をしながら問題解決を行っていくことも必要ではないでしょうか。青年会議所会員である以上、誰かがやってくれるのを待つのではなく自分たちの手で歩みを進めていかなければいけないのです。



青年経済人としあるべき姿

 青年会議所会員として入会した以上、1人の青年経済人であるという自覚を改めて持ち、精神面からも物質面からも成長を遂げていかなければ、いけないのではないでしょうか。青年経済人として、地域を担う青年として、何事にも常に我々が先頭に立ち、道を切り開かなければいけないのです。地域の方々が、我々の一挙手一投足を見守ってくれていることを意識し、積極的に学び自己改革をすることで、地域・社会・会社・家庭へと還元をしていかなければならないのです。
 青年会議所活動をするには、家族・社員などの支援がなければ決して行うことはできません。我武者羅に活動をすることは、素晴らしいと考えますが、現代を生きる青年会議所会員としてワークライフバランスを意識し、家族のための時間や会社の仲間との時間などバランス良く組み合わせていく必要があります。我々のすべての行動は、多種多様な場面で見られており、良くも悪くも1人の行動が津青年会議所の行動と評価をされることを意識し、より積極的な活動へと繋げてほしいと願っています。



国際感覚を持ち世界から地域を考えよう

 現在は、我々が生まれた時代からでも考えられないくらい、世界との通信方法や移動時間は短くなりました。現地に行かなくても、世界で勝負することも容易な時代になったからこそ、今まで以上にグローバルな視点を持つ必要があると考えます。国外から見た日本を感じることで視野を広げ新たな発想が生まれることも往々にあるのです。この感覚が社業を発展させ、青年会議所運動への発想の源となるのではないでしょうか。
 青年会議所では、国際の機会として世界中の仲間と関わることのできる機会が、たくさんあります。また、我々の姉妹JCであるカ行國際青年商會と姉妹締結をされてから、本年で40年の節目を迎え先輩諸兄から脈々と受け継がれている、一番身近な国際の機会であるととらえています。今まで以上に海外を身近に感じることができるよう、一歩踏み出す勇気をもってほしいと考えます。外の国から見た日本・三重・津を見つめなおすことで改めて地域のすばらしさや誇り、そして進むべき方向性を指し示す起点と必ずなるはずです。



LOMを知り、己の成長を強める出向者支援

 出向とは、LOMでは得ることない経験をさせてもらうことができる最大の成長の機会であると考えます。自分の置かれている立ち位置を知り、津青年会議所としての看板を背負わせていただき出向する気概を持ち、今まで得た経験を実践及び確認できる場所でもあるのです。
 本年は、東海地区協議会事務局主幹を担う年となり津青年会議所としては24年ぶりの巡り合わせとなります。東海地区協議会内の82会員会議所の4300名の会員同志との距離を今まで以上に近く感じ、東海地区協議会会長の掲げる運動を下支えしながら、東海地区協議会会員会議所の皆様の期待と津青年会議所への信頼を付託された1年間であることの、プライドをお見せする最良の機会となります。
 この機会を、自らの成長の一助ととらえ、限界を超えるべく邁進していただこうと考えています。出向での学びを必ずLOMへ還元して頂き、共有をしていただきます。大いなる成長をとげ、そこで得た経験を次年度に生かしていただける出向になることを強く望みます。



おわりに

 本年65周年を迎える津青年会議所としての在り方を、皆が自分事として考えていかなければいけないと考えております。我々が行うすべての運動や活動にはそれに応じた意味や目的が必ずあり、伝統だからということで伝承しても、形骸化されたものになり全く価値がありません。私は、津青年会議所に脈々とつむがれてきた慣例や風習は大切にするべきであり、守るべき伝統だと考えていますが、そのためには、進むべき目標を見据え意義・目的をきちんと伝えていかなければ、気概がある有能な若い会員には伝わることはないと考えます。そして、真剣に向き合い、本気になって語り合うことで真の友情や成長が必ず訪れます。
 また、長年地域に根付いた事業は地域に還元していくことも必要であります。今後も永続的に継続をしていけるよう地域へ移管し、我々の若き発想力をもって新たな運動を展開していかなければならないのです。
 津青年会議所が創設された時代からは考えられないほど、生活も豊かで便利な時代になりましたが、ただ一つ変わらないのは、「人は人によってのみ磨かれる。」このことは不変の真理であることに、私自身が津青年会議所に入会し、経験させて頂いた一番大切な学びであります。この学び舎では、能動的に活動できる機会を通じ多くの経験を学ぶことができます。そして、何事であっても正面から向き合い、失敗を恐れず挑戦し続けることで自己成長となり、そこには常にかけがえのない人生の宝となる仲間が支えてくれているのです。「自分が変わらなければ、誰も変えることができません。」私は、唯一無二の団体である津青年会議所でなければ「明るい豊かな社会」の実現はできないと信じています。





雲外蒼天
~自己の成長が未来を明るく照らす~





雲の上にある、
輝かしい未来という蒼空を見るために、
困難に立ち向かい全力で挑戦し、
自己の成長が組織の成長となり、
地域の明るい未来を実現する。





・適切な会議運営による組織資質を向上
・人々の心に響く広報活動の実施
・地域の方々から憧れられる
JAYCEE
として資質の向上

・地域に誇りを持てる地域価値の創出
・地域の方々との連携構築の促進
・我々の運動を拡げる会員拡大の実施
・次代にバトンを渡す65周年記念式典の実施
・国際的視野を広げる事業の実施
・未来への夢を持てる健全な青少年の育成
・刺激し合い、共に成長する姉妹JCとの交流
・己の成長を加速させる出向及び支援
・公益社団法人日本青年会議所協働運動・連携推進運動の実施