メンバー紹介

副理事長所信

副理事長 川口 敏史

 公益社団法人津青年会議所は先達の高い志のもと1953年に創立され、「明るい豊かな社会」の実現という不変の目的を掲げ、その時代に即した運動を展開して参りました。現在では情報化社会の急速な成長や、ライフスタイルの変化などで、まちの抱える課題は、より一層複雑で多様なものになっています。多様化する地域のニーズを的確に捉え、地域の方々と共に行動を起こし、誰もが幸せに暮らすことのできる活気あるまちを創造していく必要があると考えます。
 そのためには、我々がまちに求められていることとはなんなのか、我々にしかできないこととはなんなのかを深く理解して、会員にまちづくりの重要性を伝えていく必要があります。どのような運動が地域をより良く変化させる原動力となるのかを理解し、未来を創造していきましょう。そして、「津市にはなにもない」と聞くことがありますが、美しい海と山に囲まれた豊かな自然、温暖な気候など様々な素晴らしい魅力をもっています。この自然環境をより良好な状態で次世代へと引き継いでいくとともに、人が自然にもたらす影響を深く理解し、環境意識の啓発を図りましょう。さらに、この地域にはまちづくりの活動を行っている多くの団体があります。地域に住まう方々が求めているまちづくりを協働するパートナーと行うことで、より効果的にこのまちにインパクトを与えていきましょう。
 地域の方々と共に協働し、まちに確かなインパクトを与えていくことで、住まう方がそれぞれの幸せを実感し、笑顔あふれる日々を送ることができます。それこそが、まちの明るい未来へと繋がっていくまちづくりだと確信しております。刻々と変化する大変な時期ではありますが、そんな時代だからこそ我々青年が力を合わせ、「英知」と「勇気」と「情熱」で、周囲に理解され、共感がえられる運動を展開することが、津市の価値をさらに高める一助になると確信して1年間邁進して参ります。

副理事長 藤岡 正吾

 本年度、津青年会議所は創立70周年という佳節を迎えます。先輩方はいつの時 代においても「明るい豊かな社会」の実現のため、社会の変化から生まれた課題を 解決することで、まちに新たな価値をもたらしてきました。私たちはこの節目の年 を迎えるにあたり、先輩方がどのような思いで活動し、次代へ繋いできたのかを知 る必要があります。なぜなら、今の津青年会議所があるのは、先輩方が困難な時も 仲間と手を取り合い、汗を流しながら全身全霊で活動に取り組まれてきたからで す。私たちは、その歴史と成果を心に刻み、変革の能動者として歩みを止めること なく次代へ繋いでいく必要があります。
 津青年会議所は社会環境の変化に合わせ10年後の理想のビジョンとして策定 しました。まちづくりにおいて若者の地元離れが問題視される中、理想のまちを描 き実現していくためには、未来のまちの担い手である若者の力が必要です。若者に よるまちを良くしたいという思いと行動が、まちの輝く未来に繋がります。今こそ 私たちが、長期的な視点に立ち、多くの若者と手を取り合い理想のまちを創造して いくための新たな一歩を踏み出す時なのです。
 また、青年会議所の運動は決して一方通行な発信ではいけません。地域の方々の ことを想い、青年会議所の活動、運動に対してご理解をいただきながら展開してい かなければなりません。地域と会員一人ひとりの想いが重なることで、更なるイン パクトを、津のまちへもたらすことができるのではないかと考えます。 何かをなすためには、敢えて高い目標を設定し、そこに至るまでの道程を細部ま でイメージすることが重要です。そして理想と現実が重なり合うまで情熱を注ぎこ まなければなりません。私は津青年会議所にはそれができる環境と、手を取り合っ てくれる仲間がいると確信しています。共に感謝と挑戦の気もちを忘れず、この地 域における青年会議所の存在を考え、全力で駆け抜けていきましょう。

副理事長 入江 健太

 1953年に津青年会議所が創立され、これまで先輩諸兄は伝統や信頼を築き上 げ、長きに渡り青年会議所運動の歴史を紡いでこられました。青年会議所はいくつ もの機会の提供が与えられ、自身が成長できる「学び舎」であり、時代に即した運 動を展開して、地域に求められ続ける唯一無二の団体だという事実はどの時代も変 わりません。この団体は誇れるものであり、青年会議所会員であることの責任・責 務を一人ひとりがもって果たすことで、これからも全会員で地域にインパクトを与 え、地域の問題や地域の未来を真剣に考え、創り続けていく必要があると考えます。
 会員に意識変革をさせるためには、参加している会員だけでなく、参加できなか った会員にも、しっかりと目を向け「自身がなぜ・なんのために青年会議所にいる のか」「青年会議所の魅力」「事業と真剣に向き合い、協働して行うことで生まれる 楽しさ」「一人ひとりと対話を行い、寄り添うことの重要性」を青年会議所会員と して、しっかりと理解した上で活動を行っていただくことが重要になってくると考 えます。青年会議所について理解してもらうことで、委員会・議案・理事会・例会 や事業の質が向上することにつながり、委員会・例会や事業の参加率も向上します。 この相乗効果から生まれる好循環が、多くの学びや気づきを全会員にも与え、地域 を巻き込み、ひいては入会対象者にも我々の活動や運動に賛同していただくことを 可能とし、全会員が青年会議所に誘いたくなる装置を生み出し、効果的な会員拡大 のしくみができることだと考えております。
 誰もが青年会議所を「好き」になり、「誇り」を持ち、誰もが自分事と捉えて進 んで行動を起こせる力を養い、青年会議所を想う気持ちをもつことが「人が自然と 集まる津青年会議所」につながる第一歩となることだと確信しております。そして、 これまでの青年会議所で培った経験を存分に発揮し、全力で一年間邁進して参りま す。

副理事長 伊藤 重次

 私たちの取り巻く社会環境はICT・IOT化、そして世界的パンデミックもあ いまって目まぐるしい速さで変化しています。膨大な情報の中から欲しい情報が瞬 時に検索でき、簡単にWEB上で他者と交流が可能となりました。しかし、その即 席化の恩恵が故に、それで得た知識は脆弱であり直ぐに抜け落ち、WEB上での交 流は直接会って得られる「つながり」といった目に見えない大切なものが希薄化し たと考えます。それにより他人に無関心、地域に無関心な人が増え、信頼関係や郷 土愛が薄れ、地域の輝きが曇ってきているのではないでしょうか。だからこそ我々 が今まで以上に人と人を、そして人と地域のつながりを強め、光り輝く地域をつく ることが求められているのです。
 まずは会員一人ひとりが、当たり前のことを当たり前に実施し、そして苦労の先 にある達成や喜びを多くの方と共有することが重要です。そのためには、全ての会 員がJAYCEEとして活動する根本を理解し、人として正しい道徳心、倫理観と 利他の精神を持って、仲間と共に手を取り合い、積極的に楽しく活動できる環境づ くりが必要です。
 その上で光り輝く地域には、光り輝く子供たちの存在が必要だと考えます。人格 の形成途上にある多感な青少年期をいかに過ごすかということが、子供たちの将来 に大きな影響を与えることは紛れもない事実です。だからこそ、たくさんの体験と 経験を積み重ねることで、子供たちが笑顔で楽しみながら学べる機会を創らなけれ ばなりません。そして、JAYCEEとしてカッコいい大人の姿を見せ、優しさだ けでなく、厳しさや規律などの社会性を教えなければなりません。子供たちが未来 に向かって希望を抱き、輝きを放ち続ける人になって欲しいと願います。
 青年らしく何事にも果敢に挑むことで、その生き生きとした姿を次代の担い手で ある皆さんに感じていただけるよう、副理事長として率先垂範して参ります。

専務理事所信

専務理事 山﨑敦史

 我々、公益社団法人津青年会議所は70年という歴史の中で、活動する地域を愛 する仲間とともに急速な環境の変化に対応した運動展開により、地域から必要とさ れる団体として成長をし続けて来ました。混沌とする現在の時代の中で我々が掲げ るビジョンに向けて根幹となる運営の要として、先輩諸兄より受け継いできた大切 な想いを次世代へと繋ぎ、これからも地域に新たな価値を創出する多様性や包括性 を兼ね備えた持続可能な組織へと変革する組織体制を築く必要があると考えます。
 そのためには津青年会議所が培ってきた姿勢をもちながら、変えるべきところは 変えることで、未来を見据えた組織運営を行うことが必要です。その中で事務局の 運営を把握し、会全体の円滑な運動を目指し定款や諸規則に沿った運営を推し進め ることで、より品格と秩序の高まった組織へと深化します。また、掲げた目的を達 成するために、背景から手法に至る論理の整合性を議論することで、効果的に成果 をあげるとともに魅力ある青年会議所の運動を発信していくことができます。そし て、成果をあげた先には。ひとやまちに価値のある変化を生み、地域に新たな価値 を創出する組織である続けることができると考えます。
 本年度、起こり得る事象を想定し柔軟に対応することで、津青年会議所のすべて の運動の下支えをし、更なる自己成長を求め、メンバーのため・組織のため・地域 のために尽力していきます。また、時代によって変わりゆくまちの課題を解決する ために、守るべきものと変えるべきものを見極め、組織やメンバーが移り変わる社 会情勢においてどうあるべきかを最適に判断できるようサポートしていきます。そ して、明るい豊かな社会の実現に向けた運動がさらに地域に認知され、本気で地域 の課題に向き合う運動展開が愛する地域のさらなる発展の原動力となり、情熱をも って行動をした先に、より魅力が溢れ誇れる組織になることを確信し、全力で邁進 して参ります。